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高齢家族社会の実態と高齢者向け住宅

わが国の高齢化は二〇五〇年まですすむと冒頭にのべましたが、これは寿命が延びたということだけではなく出生率の低下、つまり子どもの数の減少と相まって生じる現象です。

厚生省の人口動態統計によれば一九九七年度の合計特殊出生率一人の女性が1生の間に生む平均の子どもの数が過去最低の1.39になったとありましたが、それにともなって見のがせないことは、わが国の世帯を同一にする家族に変化が生じてきていることです。図2-Iは五年ごとに集計される国勢調査の過去一〇年間の世帯内容です。 全体の世帯数はふえているにもかかわらず、、独世帯がふえ、なかでも六五歳以上の高齢世帯がふえてきています。どこに安住の地を求めるかは個人の資産状況や健康状態によって変わると思いますが、最低の自由な生活を確保するにはこのような高齢者住宅があるというのも知っておくと良いでしょう。

仮に生活保護に頼る高齢者となった場合はサービス付き高齢者向け住宅(一例として参照:サ高住おひさま空室状況)が良いでしょう。

仮に余裕ある高齢者になった場合は分譲シニアマンションタイプの高齢者住宅が良いでしょう。

「長寿社会」は「高齢家族社会」という家族世帯の構造変化をもたらし、それによる新たな問題も出てきています。前章にのべましたように「長寿社会」の高齢者の住宅づくりは、住宅の構造や空間や住宅設備機器の最初のステージのあり方を見なおし、そして時や場合に応じて住みやすく手入れしながら快適さを維持していくことですが、これだけでは人生の長い期間(スパン)のなかで「いつでも今が快適であるというには不十分です。

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